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所員のコラム【構造編Vol.5】:オーバーハング部分の耐力壁の低減係数

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所員のコラム【構造編Vol.5】:オーバーハング部分の耐力壁の低減係数 

梁上に載る耐力壁の低減は、
耐力壁両端下部に柱がない場合、許容応力度計算では梁上低減します。 
梁が撓んで耐力壁の剛性が下がるからです。 

46条軸組計算ではそこまで求められていないので、構わず低減しない倍率のままで検討しているケースが多いと思います。 

では・・・・・・オーバーハングしている場合、どうしていますか? 
ほとんどの場合、「倍率×0.5」していたり、もしくは「低減していない」とかではないでしょうか。 
ちなみに僕は以前は構わず0.5掛けしていました。 

それでは、いかんと思うので、 
単純梁に載る耐力壁と片持ち梁に載る耐力壁でどの程度剛性の     
違いがあるのか検討してみました。(下部画像ファイル参照※)   

いろいろと条件を絞っていますが、 
単純梁の場合0.9倍程度 
片持ち梁の場合0.5倍程度になることがわかりました。 

当然、スパンが長ければ剛性はさらに落ちます。 
ちなみに梁両端の支点は下階の柱を想定しています。 
支点が梁の場合はさらに落ちます。 
支点となっている梁も撓むからです。 

審査機関等に根拠を求められたら提示できるような根拠として作ってみました。 
詳しくはグレー本P122~を参照の上確認してください。 

※ご注意:低減係数の根拠としてお使いになる場合は、必ず提出先の審査機関にご確認ください。

記事:松本設計構造チームリーダー 長井 潤







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