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所員のコラム【構造編Vol.11】:土台付けの金物

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所員のコラム【構造編Vol.11】:土台付けの金物

増改築の相談が最近続いているので、柱頭柱脚金物の補強に最適と謳われている金物に関して記述します。

土台付けの金物とはホールダウンの様に基礎と柱を直結するタイプの金物ではなく、ホールダウンコーナーとかオメガコーナー※のように土台と柱を緊結するタイプの金物です。

この金物を使うには柱の直近にアンカーボルトが配置されている必要があります。

アンカーボルトが柱芯から200㎜の位置に両脇にあれば、計算上は25kN程度までは許容されます。片側だけだと15kN程度まで落ちます。
引き抜きが大きくなりやすい隅角部は、アンカーが片側にしか入らないため、20kN用は使用できないことになります。
隅角部ではなく中間部の柱で、新築ではなく改修の場合、両脇にアンカーが入っていることはまずありません。
いずれの箇所においてもオメガコーナー※20kN用は耐震補強には使えないと考えたほうがよさそうです。
※カタログでは片側にアンカーが入っているだけですが、計算上はNGになります。試験しているので使っていいのですが、使う場合は試験成績書の中身を確認しましょう。

増築の場合にはこのような金物は有効であると考えます。

土台付き金物の引き抜き力検討計算書
長井メモ:土台付き金物の検討

松本設計
構造設計室 長井

※株式会社タナカ  柱接合金物 > オメガコーナー 20kN用
https://www.tanakanet.jp/contents/product/hasirasetu/has66ct.html