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所員のコラム【構造編Vol.1】:耐力壁量の検討

所員のブログ【構造編】
所員のコラム【構造編Vol.1】:耐力壁量の検討

初期プラン時に壁が足りるか聞かれることってかなりあると思われます。
どのように対応していますか?

許容応力度計算を掛けたときの目安を書きたいと思います。

条件
標準せん断力係数0.2
積載荷重 住宅の居室等

木造3階建て準耐火建築物の場合
3階 1.8×3階床面積×0.35
2階 2.6×(2階床面積+3階床面積)×0.25
1階 3.0×(1階床面積+2階床面積+3階床面積)×0.20

木造3階建て耐火建築物の場合
3階 2.0×3階床面積×0.35
2階 3.3×(2階床面積+3階床面積)×0.25
1階 3.8×(1階床面積+2階床面積+3階床面積)×0.20

上記の式でおおむねの地震力がでます。
枠組壁工法、在来軸組工法共通です。

重要なのは式の最初の係数です。
逆に計算を掛けたあと地震力を面積で割って
この数値より著しく少ないとか多いと
荷重の設定が間違えてることになりますね。

地震力を倍率換算するには1.96で割ればいいです。
これで必要軸組長がでます。

さらに壁倍率で割れば、単純な壁の長さがでます。

あくまでも目安です。
風圧力は考慮していません。
後で載せます。

大分参考になりますね。

ちなみに最初の条件を変えたいときは
Coを変えたいなら、
式の最後の係数を1.25倍とか1.5倍にすればいいです。
積載荷重を変えたいなら、式の最初の係数に
積載荷重の増加分÷床面積
を加えればいいかと思われます。

さらにちなみに建築知識にも書いてあったけど
46条の軸組計算しか検討していない建物を
地震力をを算出して必要壁量をだすと
1.5~1.8倍程度必要になります。
つまり耐震等級3で検討して
やっと許容応力度でもつかどうかというところです。
どう思います?

最後に当然のことながら、
プランは変わります。
後からどうしても壁を抜きたくなる箇所があるかもしれません。
安全率1.1~1.2程度見込んでおくことを強くお勧めします。

by特建チーム・長井