N様邸 フルリノベーション工事
フルリノベーションで実現した高齢者の安全安心快適すまい
一人暮らしのお母様の介護を通いで続けられていたN様。より介護の時間が必要になったお母様は、年々ご自宅での生活に不自由を感じるようになっていました。また、築年数が長く老朽化が著しい住宅は介護するN様にとっても使いにものでした。その頃、足の悪いお母様は1日のほとんどの時間を1階で過ごし、2階は使われることなく物置になっていました。 そこでN様は2階を利活用してお母様と同居することを決意、それをきっかけに建物全体をリノベーションすることにしました。
N様は建替えを希望されていましたが、接道条件から建替えは不可。高齢者にとって住まいは最も安全な場所である必要があります。そこでフルリノベの優位性を活用し、建替えに匹敵する安心・安全、快適性を得るために大きく2つの提案をしました。 まず構造躯体の補強及び制震ブレースの採用を提案。
許容応力度計算と耐震シミュレーション、および振動測定により、新築と同様の耐震性能を有する住宅に更新できることを確認しました。
もう一つは建物のヒートショック予防や快適性に直接影響する省エネ性能の向上です。「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」を活用し断熱性能向上の費用の一部に充当する提案もしました。