【構造チーム:姚(2021年4月入社)】中国の木造建築事情

2022.03.10

先日、中国にいる友達から農村の実家を建て替えるという話を聞いて、中国の戸建て事情を調べてみました。

プランや設計は基本的に地元の職人と直接相談しながら決める流れで、工法はRCのラーメン構造、間仕切壁はレンガで仕切る形です。

稀にお金持ちの別荘は輸入住宅メーカーのツーバイフォー工法で建てているようです。

中国の国土面積は広いですが、森林の保有率が低く木材は高価な輸入材でしか手に入りません。

その理由のひとつは、ここ30年ほどの経済発展により多くの森林が伐採され、黄砂などの環境問題も発生するなど、国家から木造の住宅は推奨されてないのです。
その結果、木材と職人不足、多くの木造の研究者も鉄骨やRCに方向転換していったのが現状です。

中国では改めて新しい技術として中大規模の木造を試行していますが、日本のような普及まではまだ遠いようです。

今後も日本で勉強しながら中国の情報も関心を持っていきたいと思います。

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