【性能チーム:今井】現場での貴重な体験

2021.10.07

現場での貴重な体験

私は約50年前に工業高校卒業し、東京都江東区の建設会社で小学校や児童館等の工事をしていました。
江東区は地盤が良くないのでRC造、鉄骨造などは杭工事が必要でした。

約36m~45mぐらい、現場造成杭(アースドリル工法)ディゼルハンマーでの打ち込み(鋼管杭、RC杭)というのが当初の予定でした。
児童館の杭工事は、隣接する小学校(鋼管杭)の杭打ち業者と同じ業者だったので、小学校の作業が終わったら児童館に来る予定でした。

ところが小学校の工事の際、騒音と振動(少し離れた所が振動が大きかった)があったため、児童館の杭は工法を変更することになり「中堀工法」を採用することになりました。

しかし、いざ始めると別の問題が発生!

掘削している途中で掘削が進まなくなり、逆に押し上げられてしまいました。
原因は天然ガス(メタンガス)・・・・・

結局2か月の工事中断を余儀なくされました。

最終的にはRC柱の中にVPを入れ、発生したガスを屋上で開放。
工事中もガス濃度を頻繁に測定して作業を進めたというかなり貴重な体験をしました。

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